ヘリ登場断念も…ラスト球宴やっぱり沸かせた新庄祭!

 ◆2006サンヨーオールスターゲーム 全セ3−1全パ(21日・神宮) 夢の球宴の主役は、やっぱり新庄だった。最後のオールスターで仰天パフォーマンスを予告していた日本ハム新庄剛志外野手(34)が、手には虹色に輝くバット、腰には電光掲示板付きのベルトを締めて登場した。「ほっとけオレの人生だ。ファンはオレの宝物」と英語でメッセージが流れる代物。プレーでも初回に左越え二塁打、7回には二岡の打球をダイビングキャッチするなど大いに沸かせた。試合は全セが3回、青木宣親外野手(24)の本塁打で勝ち越して、昨年から3連勝。通算成績は全パの73勝64敗8分け。最優秀選手は青木が獲得した。

 思ってもいなかった演出に、驚きながらも笑みがこぼれた。相手の意図を察して、すぐに打席を外す。おもむろにベルトに両手を添えた。光を発した電光掲示板に文字が流れ始める。「NEVER MIND WHATEVER I DO! FAN IS MY TREASURE!」。本人訳によると「ほっとけオレの人生だ! ファンはオレの宝物!」。最後の球宴に用意したのは、意外に地味?な“変身ベルトショー”だった。

 初回に迎えた第1打席。初球を豪快に空振りして、尻もちをついた直後だった。川上の2球目が頭上を通過。バックネットに突き刺さる。「事前に連絡してたんです。電話で。あんなことまでやってくれて」と新庄。「どこかで演出しないといけない、と思っていました」と川上が言うように、アドリブが生んだ“名演技”。お手上げポーズの新庄が、自然に変身パフォーマンスに入ると、スタンドから大歓声が沸き起こった。

 最初に狙ったパフォーマンスは国の許可が下りなかった。本物のサプライズは、神宮上空にヘリを飛ばし、さっそうと降り立つ計画。しかし、先日、あるクイズ番組の収録で、やはり神宮にパラシュート降下を試みたタレントが赤坂御用地に誤着陸。問題になったばかりだった。「国がダメだって言うから」と断念。「国の許可次第。それがダメなら、ちょっと笑えるぐらいのものを考えます」と話していた通り、しっかり笑いをとった。

 ファッションでも注目を集めた。バットは「いろいろなカラーを持っている人間、という意味で」レインボーカラーを使用。微妙に違う3本を使い分け、変身パフォーマンス直後には左翼線二塁打を放った。また、スパイクのひも部分のカバーを着脱式に細工。野ウサギと白ウサギの毛皮のカバーを用意。さらに、文字入りのものを作製。優秀選手賞を獲得して表彰台に上がった際には、自ら宣言した「MB(爆笑)P」の文字が入ったカバーだった。

 7回の守備では二岡の中前の打球に飛び込んで好捕。着地の際に顔面を強打した。拍手と爆笑を同時に取り「鼻とおでこね」と苦笑いを見せた。試合後、大歓声の中、球場を後にする際には“変身ベルト”をファンに惜しげもなくプレゼント。志保夫人も観戦に駆けつけた最後の舞台で、終始、主役を張り続けた。

 22日は宮崎サンマリンでの第2戦に臨む。「何かやる? まあ、今、言ったら面白くないでしょう? 明日は地元の九州だから、期待してほしい」と笑った。九州で迎える人生最後の夢の球宴。最後を飾る、最高のパフォーマンスを披露する。

昨夜のオールスターは見どころいっぱいで良かったなぁ!
SHINJOはやっぱスゴイね!
ほんとに今期いっぱいで辞めてしまうのは惜しいよ。。
ってか来年からあの姿が見れなくなるのが寂しい。
あとは藤川球児!!!
あの2者連続空振り三振はスカッとしたぜぇー☆
KROONも明日は夢の162km、出してくれたらなぁ!
みんな笑顔でのびのび野球してて、見ててコッチもウキウキしたよ♪