山号泣「また漫才やろうや」…カンニング中島さん告別式

 急性リンパ球性白血病によるウイルス性肺炎で、20日に亡くなったお笑いコンビ「カンニング」の中島忠幸さん(享年35歳)の告別式が24日、東京・中野区の宝仙寺で営まれた。恵俊彰(42)ら約900人が参列。相方の竹山隆範(35)は「おれがそっち行ったら、また(漫才)やろうや。次はお前が待っとけ」と、キレながら弔辞を読んだが、出棺では号泣。コンビとして最後の“舞台”は、悲しみに包まれ幕を閉じた。

 漫才でつながってきた相方との別れ。竹山は、用意してきた弔辞を開かず握りしめると、祭壇でほほえむ中島さんの遺影を見つめ、「なかやん。読むんじゃなくて、しゃべるわ」と切り出した。

 小学校からの親友。売れない時代も励まし合ってきた。「お前、よかったな。みんな見に来てくれて。なんかマスコミとかも、すごいぞ。昔は全然こんなんじゃなかった」中島さんの早すぎる死を悼み、この日はお笑い芸人仲間ら約600人、ファン約300人が参列した。

 最後は「(お前とコンビ組んで)本当に幸せやった。おれがそっち行ったら、また(漫才)やろうや。次はお前が待っとけ。ありがとう」と、舞台のようにキレながら感謝。2分26秒の竹山らしい弔辞に、「北陽」の伊藤さおり(32)、虻川美穂子(32)らも目を潤ませた。

 気丈に振る舞ってきた竹山だが、中島さんの出棺前、ひつぎに花を供えながら、こらえきれず号泣。唇をかみしめ、後輩芸人らとともに霊きゅう車に運び込むと、目を閉じて合掌した。出棺のBGMは、中島さんが白血病で倒れる2か月前の、04年10月に発売されたCD「カンニングのヘイ・ユウ・ブルース」と、中島さんが歌う「田舎の娘」。気持ちよさそうな歌声に、参列者のすすり泣きが重なった。喪主を務めた妻・真奈美さんは「夫・忠幸のためにも力を合わせて生きていく所存です」と、涙ながらにあいさつした。

 コンビとしてのカンニングは“解散”となったが、2人の息の合った漫才は、ファンの心にいつまでも生き続ける。

竹山の弔辞は素晴らしかった。
すんごい伝わるものがあったよ。。
カンニングは2人ともいい人過ぎたから
売れるのに時間がかかったんじゃないか‥って気になった。
まぁそれは関係無いやろうけど。